HTML5 canvas + javascript でLévy walkを描画
前に書いた一様なランダムウォークに引き続き、HTML5 canvas javascript で lévy walkのアニメーションを作成してみました。
lévy walkは移動距離の頻度がべき分布に従うランダムウォークの一種です。
普段はごにょごにょ近くを移動して、たまーに遠くに移動するという動きをします。
人間も一緒です。
普段近所のコンビニとか近くを移動しますが、旅行等でたまーに遠くに移動します。
そういう意味では、移動距離の頻度が一様なランダムウォークよりも(ごにょごにょ近くしか移動しない)、人間の動き方により近いモデルと言えます。
実際に下記論文では100,000個の携帯電話の移動データを利用して、人間がlévy walk的に動いていることを示しています。
https://arxiv.org/pdf/0806.1256.pdf
人間の他にも様々な動物がlévy walk的な動きをしていることがわかっています。
動物の場合はそこら辺の近くで餌を探して、たまに遠くへ餌場を移していると考えると直感的にも理解できる気がします。
まぁなんにせよ一様なランダムウォークよりも、猿や人間等の動きを表すことができているモデルと言えます。